株式会社パピレス

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「コミックスピア」は、Renta!が2019年10月に開始したデジタルオリジナルの漫画レーベルです。異世界ファンタジー作品を中心にリリースしており、ランキング上位のヒット作も数多く出てきています。
更なる大ヒット作を生み出すため、「小説家になろう」と共同でコミカライズ原作コンテストを実施いたします。
受賞作はコミカライズして、Renta!で電子書籍として連載を行います。サイト内はもちろん、外部広告でも大プッシュしていきます。

応募総数3,168作品の中から
最終結果を発表しました!
この度は『COMICスピアコミカライズ原作大賞』にご応募いただきまして
誠にありがとうございました。
募集ページはこちら >

大賞

『闇の悪役令嬢は愛されすぎる』

葵川真衣

受賞作品を読む

あらすじ 公爵令嬢クリスティンは、ある日恐ろしい事実に気づく。 自分が、前世プレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に、転生を果たしてしまっていることに。 この先、婚約者の王太子からは婚約破棄され、更に惨殺の可能性もある。 クリスティンは気絶し、寝込む。──が、このままではいけない。 恐怖の未来にクリスティンは立ち向かう! 刺客を放たれても助かるよう、まず虚弱体質を治そう!  と決意した途端、倒れる。憎きこの身体……。 護身術の稽古をはじめるが……。果たして惨劇は回避できるのだろうか……!? 悪役令嬢奮闘ラブコメディ。

受賞者コメント

このたびは素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。
選考に携わってくださった方々、ご愛読くださり応援してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
お読みくださったかたに楽しんでいただけるよう、皆さまの心に残る物語を紡げるよう、精進してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

編集部コメント

 悪役令嬢ものにありがちなオーソドックスな書き出しでしたが、主人公クリスティンの魔力を「闇寄り」にしたのはオリジナリティがありました。危険とされる闇寄りがどうやって惨劇を回避するのかが、見どころの一つとなっています。ストーリーも断罪イベント回避のために動き始めると右肩上がりに盛り上がり、思惑通りに進まないながらクリスティンの好感度が上昇していくギャップの面白さがあります。

 機能性を重視してステテコでウォーキングするなど転生を活かした笑える演出もあり、着飾らないとさらに評価を上げ上手く展開に繋げてあります。学園に入り本来は警戒するべきヒロインであるソニアにまでクリスティンの愛されが影響しだすのは、暴走気味なソニアの性格も含めてよく物語を広げていました。

 タイトルどおりの愛されすぎ具合が存分に楽しめる作品です。

準大賞+特別賞

『魔王軍四天王の
最弱令嬢は自由に生きたい!』

唐澤和希

受賞作品を読む

あらすじ 魔王軍の四天王の一人エルルは婚約者の名前を聞いた瞬間、この世界が前世で愛読していた漫画『ガイアの聖女アエラ』の世界であり、自分が一番最初に聖女アエラに倒され、他の四天王から「四天王の面汚し」呼ばわりされる悪役だと気づく。 しかも、漫画の中で死んだエルルに向かって「この面汚しめ」と言う四天王の最強が自分の婚約者。 「婚約破棄したいし、聖女にも倒されたくない! ……でもその前に、魔王様って、本当に存在しているの?」 悪役キャラの脱却を目指しつつ、魔王様の正体を確かめようとしたり、スローライフしたりする四天王最弱のエルルの物語。

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受賞者コメント

この度は栄誉ある賞に選んでいただき、本当にありがとうございます。
本作は私の大好きを詰め込んだ作品でして、とても思い入れ深い作品です。
それがコミカライズだなんて!と未だ夢でも見ているような気持ちでおります。
たくさんの方に楽しんでいただけますよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願いします。

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編集部コメント

 現代日本から漫画的異世界への転生ながら、思い出した前世記憶はそれほど多くもない主人公。ゆえに現世の「魔王に洗脳されてきた美少女」としての純粋さや天真爛漫さが強く出ていて、好感を抱きやすいです。また彼女が前世で漫画の最終巻を読んでいないことが、物語の行方を容易に推測させない点で効果的です。

 漫画知識が先立ちすぎて目の前の相手の言動を素直に見られないという問題が、ラブコメを成立させているのも面白いです。

 漫画の展開をある程度なぞりながらも、主人公エルルが真実を知って生き延びたことで変わっていく物語。元のストーリーもベタに熱くはありますが、結果的にはよりハッピーエンドに近くなり、心地よく読み終えられました。

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『とある令嬢の逆転劇
〜お覚悟はよろしくて?〜』

やきいもほくほく

受賞作品を読む

あらすじ クリスティン・アインホルンは学園で愛する婚約者に婚約破棄を言い渡される。 最愛の婚約者を取られて失意のどん底のクリスティンは部屋に引きこもりお菓子を詰め込みすぎて喉に詰まり窒息死してしまうーー そんな夢を見た朝の事、キャバ嬢として働いていたはずなのに、夢で見たクリスティンになっている事に気づいて悲鳴を上げた。 すると、部屋に入ってきたのは全員肥満の家族達だった。 (私の人生、どうなっちゃうの!?) 「さぁ、皆で肉を削ぎ落としましょう!!!!」 とある一家の逆転劇が今始まる…! 「これは私達を馬鹿にしている奴等に対しての……復讐の始まりに過ぎないよ!!!オーッホッホッホ!!!」

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受賞者コメント

このたびは準大賞、特別賞という素晴らしい賞を賜り、誠にありがとうございます!
選考に携わられた全ての方に心より御礼申し上げます。
沢山の想いを込めた作品がコミカライズして頂けるのは本当に夢のようです……!
これからも読者様の心に残る作品創りを目指し、精進していきたいと思います。
ありがとうございました!!!

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編集部コメント

 ダイエットに成功して人生逆転、をネット小説的な「ゲーム世界婚約破棄令嬢への憑依からの逆転ざまぁ」に落とし込んでいます。「中の人が元々は現代日本のキャバ嬢で、ゲームなんてろくに知らない」とすることで、えげつなさやどぎつさを打ち出してもしかたないかと思わせているのもうまいです。主人公・クリスティンが家族全員をダイエットに巻き込んで周囲への怒りを掻き立てさせてからの、家族各自による後半のざまぁ連発は、好きな人にはさぞたまらない展開でしょう。

 主人公以外のキャラの人間味がしっかり描かれている点がかなりの好印象でした。また、ゲームにおけるクリスティンのポジションがなかなかわからない点でも読ませます。

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『異世界転生して幻覚魔術師となった
私のお仕事は、王子の不眠治療係です』

花宵

受賞作品を読む

あらすじ 無能な上司のせいで死んだ前世を持つ幻覚魔術師のリア・ブライアン、十八歳。故郷でトップシェアを誇るドミニエル商会で働いていた彼女は、しょーもないことをウダウダ悩む無能な二世社長に嫌気がさしてキレた結果、職とライフラインを失った。  故郷を離れ、有り金はたいて大国カレドニアに出稼ぎにきたリアは、小銭がつき明日のご飯にも困っていた。そんな時、たまたま目にした掲示板にこう書かれていた。 『方法は問わない。王子の不眠を解決した者に、望む褒美をとらせる事を約束しよう。ただし治療にあたる期間は城から出ることを禁ずる』  これは、三食宿付きの大変美味しい仕事に飛びついたリアが、持ち前の幻覚魔術を用いて王子を懐柔しながらお仕事を全うするお話です。

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受賞者コメント

初めて完結させた長編小説で、このような素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。
新たな形でリアとルークの物語を皆様にお届けできる機会に恵まれた事、とても嬉しく思っております。
読者の皆様、編集部の皆様、そして選考に携わってくださった全ての皆様に、心より感謝致します。
本当にありがとうございます。

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編集部コメント

 上司に恵まれない前世と今生から一転、三食宿付きの仕事で気ままな生活を目指す主人公リアの前向きさに好感がもてます。

 自身の技能である幻覚魔術を活かして、王子の睡眠不足から食欲不振、人間不信を次々に、しかも適格にあっさりと解決していくのは快感性があり、次にどんな難問が発生してどんな幻覚でクリアするのか期待させられました。戦闘で敵を錯乱させるイメージのある幻覚魔術がヒーリングとして使われるのになるほど上手い使い方です。

 好待遇の職場という意識から、なかなか恋愛方向に進まないところはやきもきさせられましたが、ルーク王子の積極的なアプローチへの溜めと考えれば許容範囲。無能上司への仕返しや師匠との関係といったリア自身の問題にも向き合ったのは評価できます。

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『おっさん騎士が田舎でまったりスローライフを送ろうとしたら婚約破棄された公爵令嬢が転がり込んできた件』

天宮暁

受賞作品を読む

あらすじ ノージック王国第三騎士団の非正規騎士レオナルド・バッカスは、四十歳の定年を前に、貴族である上司から、田舎の村の代官になってみないかと持ちかけられる。 税収はそれほどではないが、自然に恵まれ、領民たちは善良で、何より、おいしい田舎料理とどぶろくがある。平民出のレオナルドにとっては、貴族向けのおしゃれな料理より、田舎の素朴な料理のほうがごちそうだ。 願ってもない話に、レオナルドはその村の代官となることを了承した。 現地に赴任し、長年の騎士団務めの疲れを癒やそうと思うレオナルド。 だが、ある雨の日に、突然珍客が現れた。 公爵令嬢だという彼女は、レオナルドに出し抜けに言った。 「わたしをもらってください」と。 なだめようとするレオナルドだったが、彼女は引き下がらず、そのまま村に居着いてしまって――?

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受賞者コメント

『おっさん騎士』は自分にとって思い入れの深い作品でした。
なんとか日の目を見させてあげたいと思っていたのですが、
今回大変名誉な形でチャンスをいただき、とても光栄に思っています。
数ある候補作の中からこの作品を選んでくださった選考委員の皆様と、
連載開始からこの作品を好きでいてくださる読者の皆様に、改めて心よりお礼申し上げます。

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編集部コメント

 スローライフと婚約破棄、ネット小説ではキャッチーな単語を使いながら、一般でも通用しうる域に達しています。

 登場人物がストーリーの都合に合わせて、極端に頭が悪かったりクズだったりしない点を高く評価しました。メインキャラが総じてまともなので好感度が高く、物語にスムーズに入り込めます。四十男の一人称でさらりとした書き方は、くたびれているが誠実な彼の人柄を的確に伝えています。それに、恋敵的ポジションにある元婚約者が完璧ではないが筋の通った男として描かれているところも非常にいいです。

 魔物や異種族はいるが人間を大きく脅かすほどではないという、程よい匙加減でファンタジー要素を活かしている点も面白く感じました。

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準大賞

『瓶底メガネ令嬢ですが、
婚約者の顔がよすぎてつらい』

杓子ねこ

受賞作品を読む

あらすじ 貧乏伯爵家の令嬢クロウディア・ベッカーは、ぶあつい眼鏡が特徴の、地味な見た目。社交は苦手で、本ばかり読み、美術の世界に逃避する日々。こんな自分に結婚のことなど考えられない――と思っていたのだが。ある日王都で出会った “美貌の貴公子„ セリアン・ロイヒテンに求婚され、イケメン圧に気絶しているあいだに婚約まで結ばれてしまう。「セリアン様の妻なんてわたしには無理です!婚約は解消してください!」 「婚約解消されないように、ぼくもがんばるよ(ニコッ)」 「ヒィッ、顔がいい……」 クロウディアが説得しようとすればするほど、セリアンの求婚は斜め上に激しさを増す。 やがてセリアンとクロウディアが婚約したという話は王都に広まり、ほかの令嬢たちにも目をつけられて…? 自分の見た目に自信のもてない令嬢が、顔のよすぎる婚約者にふりまわされながらも、少しずつ成長していくお話。

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受賞者コメント

こんにちは。杓子ねこと申します。
このたびは準大賞をいただき、ありがとうございます!
残念イケメン&斜め上にすれ違いつつもがんばるカップルという好きなものを全力で詰め込んだお話を選んでいただき、とてもとても嬉しいです。
小説を読んで応援してくださった皆様に感謝を。
コミカライズでも楽しんでいただけるようがんばっていきますのでよろしくお願いいたします!

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編集部コメント

 絶対に婚約したくない地味令嬢クロウディアと絶対に婚約したい美青年セリアンのやり取りが秀逸な本作。顔を見るだけで気絶してしまうクロウディアと、それを斜め上の方法で解決しようとするセリアンとの掛け合いなど思わずクスリと笑ってしまうコミカルさは非常に完成度が高いです。

 その上でコミカル一辺倒ではありません。婚約を気に入らない他の令嬢からの嫌がらせを乗り越え、持ち前の博識さも生かして周囲に認められていく、主人公の成長物語としても面白い。コミカルだけでもシリアスだけでもない、読者を飽きさせない工夫に溢れた素晴らしい作品です。

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『悪役令嬢の品格 −悪役令嬢を演じてきましたが、今回は少し違うようですー』

幸路ことは

受賞作品を読む

あらすじ エリーナは伯爵令嬢であり、その中身は数多の乙女ゲームで悪役令嬢を演じてきた、自称プロの悪役令嬢だった。しかし、今回は悪役令嬢に必須のつり目も縦巻きロールもなく、シナリオも分からない。今までとの違いに戸惑うも、ハードモードだと理解して悪役令嬢を目指すエリーナ。そして、学園に入学しヒロインを探すが、なぜか攻略対象と思われるキャラが集まってくる。さらに、前世の記憶がある少女にエリーナがヒロインだと告げられ、隠しキャラを出して欲しいとお願いされた……。これは、ロマンス小説とプリンが大好きなエリーナが、悪役令嬢のプライドを胸に、少しずつ自分の気持ちを知り恋をしていく物語。

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受賞者コメント

この度はこのような賞をいただきありがたく思います。
『悪役令嬢の品格』は、長く多くの方に支えられた作品でした。この場を借りて、
ファンの方にお礼を申し上げます。
また、私は作者ですが作品のファンでもあるので、漫画の中でキャラクターたちが
どんな表情を見せてくれるのかを楽しみにしています。

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編集部コメント

 悪役令嬢ものにありがちな断罪回避展開を裏切る、むしろ逆手に取るようなプロの悪役令嬢として邁進するという設定の良さがありました。

 ロマンス小説を教科書に立派な悪役令嬢たらんとして意地悪さ、高慢さを装って振る舞う主人公エリーナが、どうみても背伸びをする子供のそれで周囲から微笑ましく受け入れられる様子が上手く、ギャップの面白さに繋がっています。こうした子供時代のエピソードを丁寧に描いたことで、数々の攻略対象が登場するメインの舞台となる学園に入学してからも、エリーナの愛されキャラぶりが納得いくものとなっていました。

 真のヒロインとわかってからもなかなか悪役令嬢脳から離れられないエリーナに笑いをこらえつつ、応援したくなりました。

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『女騎士の婚活物語』

シアノ

受賞作品を読む

あらすじ 「女騎士ですが結婚を諦めたら他国の王様狙いの婚活イベントに出ることになりました」結婚に焦る女騎士レイラ・ショーメット。夜会で婚約者の浮気現場に遭遇、我慢できずにその場で婚約破棄を申し渡してしまう。……しかしレイラにはもう後が無かった。貴族令嬢としてはそろそろ行き遅れの年齢に加え、小柄で華奢な金髪巨乳が持てはやされる国で、赤毛で高身長、ついでに貧乳な彼女はロウソク女と呼ばれるほどに美女の条件から外れていた。レイラはもう結婚を諦め、功績を稼いで騎士として身を立てようと決意したその時、舞い込んできた仕事があった。それはなんと他国で行われる婚活イベント!貴重な資源を有しているが、他国と関わらない孤高の国がある。その国にて近隣の国から独身女性を呼んで、若き国王の婚活の催しが行われるというのだ。レイラは自国の王女の護衛として、その国に行くことになった。勿論レイラも婚活イベントの参加者として……。果たしてレイラは若き国王から見初められるのか。

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受賞者コメント

この度は、準大賞という素晴らしい賞を頂戴し、誠にありがとうございます。
小説で言葉を綴るのは慣れているのに、コメントでは上手く言葉にならないほど嬉しく、また喜びに満ち溢れています。
「女騎士の婚活物語」に、そして主人公レイラに光を当てていただき、選考に関わった方々には心から感謝いたします。
コミカライズになったこの作品が、誰かの光になることを願っています。

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編集部コメント

 普通の令嬢ものだと「婚約破棄されたからどうしよう」「婚約破棄されるのでどうやって回避しよう」、そういう展開が多いと思います。ですがこの作品は「女騎士レイラが婚約者の浮気現場を目撃して、彼女から婚約破棄する」という普通とは真逆の始まり方をします。

 そこから展開されるラブロマンスは期待を裏切りません。結婚を諦めていたレイラが、婚活パーティーで運命の出会いをする展開にときめきます。騎士でコンプレックスだらけで浮いた話がなかったというのは、裏を返すと奥手で恋愛経験がないということ。そんな彼女が、王子ヨアニスとどうやって結ばれるのか、楽しく見届けることができました。

 ありそうでなかった、いわゆる行き遅れの女性が玉の輿に乗るというストーリー。コンプレックスを乗り越える姿に感動しました。

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予告

第2回
『COMICスピア コミカライズ原作大賞』
開催決定!

詳細については今しばらくお待ちください

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